SF(少し不思議)な雰囲気 ドラえもん のび太の宇宙開拓史 レビュー/感想/評価/口コミ

知名度的には地味な二作目。
SFな雰囲気を持つ二作目 そしてもじゃ公に似たチャミー
1981年3月14日公開。第二作目となります。
のび太の部屋の畳の下と宇宙船の扉という、それぞれ全く別の空間同士が繋がって、そこから物語が始まるというとてもSFチックな内容。よくありそうな設定ではありますが、個人的にはそういった不思議な設定が好きなので、あらすじだけでもすぐに見たいと思うような作品です。記事を書いていて、藤子先生はSFが好きなんだなと感じるようになりました。
この映画を初めてみたのはとても最近でした。チャミーがもじゃ公と被ってしまいチャミーがしっかりものということに違和感がありました。すごい似ていますよね。ブリキの迷宮のキャラとも被りますね。
藤子先生が作り出した完璧なキャラ構成
被ると書いてて思い出しましたが、ドラえもんの主要キャラの編成って完璧だと思ってます。
不思議な道具を出すキャラ ドラえもん
できそこないだけど頑張るときはきっちりやる主役 のび太
いじめ役、味方だと頼もしいキャラ ジャイアン
意地悪なやつ、盛り上げ要員 スネ夫
ヒロイン しずかちゃん
この必要最低限なキャラ編成。この5人のコンセプトがしっかり決まっているからこそ新キャラをぽんぽんと出すことが無い為、非常にキャラを覚えやすい。だからこそ世間に浸透していったのではないでしょうか。考えすぎでしょうか。
キテレツ、パーマンのキャラ編成もだいたいそんな感じになっていますが、これが藤子先生のキャラ編成王道パターン。
いつもと呼び方が違う!見どころ!
話を戻しまして、この映画の第二の違和感ポイントとしてはしずかちゃんが「のび太君」「たけし君」「スネ夫君」と言っていることですね。
マンガではしずかちゃんが「しずちゃん」と呼ばれていることを知っていたのですが、しずかちゃん自身がみんなを上記のような呼び方をすることは知りませんでした。ものすごい違和感を感じたのですが、なぜのび太の恐竜を見たときはなんであまり違和感が無かったのか。
この違和感ポイントが自分としては一番の見どころでもいいのではないかと考えてしまったのですが、この映画の見どころは不思議な雰囲気です。
見たことのない生き物、見たことのない月の色、見たこともない星全体を通して、不思議であり、何かわからないけどその魅力に引き込まれていきます。特に、見慣れない町を探検するのが好きな方に見ていただきたいです。
そして、クレムちゃんとのび太のいい感じの雰囲気も必見。しずかちゃんという子がいるのに何をしているんですか。
おすすめ指数
冒険度★★★☆☆☆
感動度★★★★☆☆
違和感度★★★★★★
オススメ度★★★☆☆☆
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