ドラえもんのび太と竜の騎士 風雲ドラえもん城登場作 レビュー/感想/評価/口コミ

1987年3月14日公開作品
今作はあの有名な風雲ドラえもん城が登場する作品
実際他の作品に比べて知名度はない作品ではありますが、内容はドラえもんマニアになればなるほど、面白く感じる作品
逆にドラえもん歴が浅いと、なんだこれってなる作品なのではないかと思います。
Contents
バンホーやナンジャ族など魅力的なゲスト登場 8作目 竜の騎士
最近初めて見たのですが、これはちょっと異質な作品でしたね。今までの大長編では必ず敵の親玉というのが存在しているのですが、今回の作品には敵の親玉というものが存在しているわけではありませんでした。
こういった展開のドラえもんは初めてでしたので少し拍子抜けをしてしまった部分がありましたが、今までとは違う大長編の一面を見ることのできる作品です。
また、内容としては藤子先生が好きな内容である彗星衝突、恐竜滅亡説などが盛り込まれています。そして今回の映画はスネ夫が中心となっています。
タイトルからみると王道ファンタジー?
初めて見る作品ということもあり、タイトル的にドラえもん達が竜の騎士の味方となって、敵の親玉を殲滅していく王道ストーリーだろうなと想像してから視聴したのですが、全然違いました…。かすってもいません。
私の中で竜(ドラゴン)の騎士というのが、ダイの大冒険が浮かんでしまっててっきりRPG大好きっ子いらっしゃい、といった内容なんだろうと思いましたが引っ掛けでしたね。実際はそのような内容ではなく、運命からが逃れることができないのだという哲学のようなストーリーでした。
ちょっとお子様には難しくないですかね。いや、難しいということはないのですが、見終わった後に腑に落ちない可能性が高いというか。できればもっと戦いを多くするなり、特定の敵というのがあったほうがのめり込んで見ることができるのではないかと思うのでちょっと残念。
全く持って批判とかそういったことではなく、感想ですからねw
風雲ドラえもん城登場 最大サイズの秘密道具?
そういえば、この作品が風雲ドラえもん城とナンジャ族の出演作だったんですね。ナンジャ族はドラえもんギガゾンビの逆襲で初めて知って、どの作品に登場してきたか知らなかったので、今作を見てまた一つドラえもん博士に近づいてしまいましたw
この風雲ドラえもん城というのは、ファンとしては抑えておきたいドラえもんアイテムの一つです。
今までに出てきたドラえもん秘密道具の中で一番でかい道具だと思います。だって城まるまるだもんw
見たかたは全員感じたと思うのですが、バンホーさんの兜をとった姿のこれじゃ無い感。何か思っていたのと違う。。なんか惜しいというか、兜をしている姿がかっこいいからこそギャップを感じてしまいますよね。そして少しですが、キャラが薄かった。。
伏線いろいろ?竜の騎士のみどころは
・風雲ドラえもん城
そのあとの雨の降り方と合わせて7人の侍が浮かびました。あえて雰囲気を寄せているのだと思います。
・バンホーさん
上でも書かせていただきましたが、兜をとったときのギャップ感じていただきたい
・聖域の伏線
こういう伏線好きです。作品上では全ては語られないからこそ、少し考えると「ドラえもんがそうだったのか、へぇ~すげぇ~」と軽い事件を自分が推理し解決したかのような感覚を得ることができます。
・スネ夫
この作品だけじゃないですけど、スネ夫っていつも敵や、猛獣を見つけて「あっーーーーー!」ってビックリした顔がアップになるシーン多いですよねw 今回はいつもよりも多めに「アッーーーーー!」ってなっております。
エンディングテーマ「友達だから」唄:大山のぶ代、森の木児童合唱団
今作は武田鉄也さんが主題歌を歌っていませんが、作詞は武田鉄也さんとなっております。
僕個人としてはドラえもん映画といえば武田鉄也さんです。
ただ、南海大冒険あたりから監督がかわって、テーマソングも最近の歌手をアテンドとなってしまい非常に残念です。
今回の「友達だから」は竜の騎士の内容とマッチしている曲です。
おすすめ指数
伏線回収度★★★★★☆
哲学度★★★★★☆
様々なギャップ★★★★★★
おすすめ度★★★☆☆☆